【ファウンダー日記】3という数字
2017.08.08
ブログ昔、陶磁器に関心のあった時に鼎(かなえ)という文字に興味を持ち、今でも何となく鼎立という言葉を使ったりする。三本の足で安定しているイメージが意識され、物事の仕組みや組織の中でも三本の柱というような言い方で使われることが多い。人の能力や力量について「鼎の軽重を問う」とか、帝都を置くことについて「鼎を定む」という言い方があるように、結構重い意味合いがある。
鼎の姿かたちは様々あるが、「象形文字及絵文彩陶鼎」という感動的な写真をどうぞ!
鼎泰豊という有名なレストランの名前にもこの字があるのは、鼎がもともと料理用の土器だったからか。
台北の店はこんな感じ…
もっと昔の小さな頃には、三角ベースで泥だらけになり暗くなるまで遊んでいた。バットなかったので手打ちである。いつも手首の辺りがボールの形で赤くなっていたことを思い出す。もちろんグローブもないので掌も赤くなり、よく突き指をしていた。ゴム靴を履いてたかな。足が真っ黒になり、井戸水で洗ってから家に入ったものだった。まだ戦後の雰囲気が残っている時代だ。
(*ゴム靴…今のゴム長靴ではなく、品質の悪いゴム製の短靴)
当時は西鉄の中西、南海の野村、そして巨人の長嶋になりきっていた。6番の中西や19番の野村に比べ、背番号3番の長嶋茂雄はやっぱりスーパースターだ。野球の神様ことベーブ・ルースも3番だったというのも嬉しい。
The First Classとして最初の殿堂入りをしたメンバーの写真を見ていると、高校生ホームランバッターの早実の某選手はベーブ・ブルースそっくりだということに気付かされる。
野球で3というと、バース-掛布-岡田の「伝説のバックスクリーン3連発」が一番かもしれない。その勢いで、阪神タイガースはリーグ優勝し、日本シリーズも制した。1985年…もう30年以上も前になる。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/1462553.html
日刊スポーツのサイトで「脅弾3連発」という当時の紙面を見ることができる。
三球三振…守っているほうからするとこんなスッキリする言葉はない。
英語では”fanned on three pitches”という表現もあるらしい。きりきり舞いしている姿を上手く表している。スコアブック的には、[××× K] ?
政治の世界にも3がある。
今月3日の「第3次安倍・第3次改造内閣」(ややこしい表現だが…)発足時の話題としては、『自民新執行部、よみがえった「三派三役」』という新聞記事が目に付いた。主流三派が党三役を占めることが挙党態勢につながり、政権を安定させるとの考え方との解説をしていた。
『私の名前「晋三」は、高杉晋作に由来する』と任命者本人は言っている。
まさに3尽くしの新内閣だ。
https://www.facebook.com/sourikantei/
この首相官邸公式Facebookページのカバー写真、賞味期限は何時ごろまでだろう?
政治もあるけど、三役というと小結、関脇の大相撲でしょう!
千秋楽に「三役揃い踏み」があり「これより三役」となり、「結び三番」の勝者にはそれぞれ「弓」「弦」「矢」が与えられるとか。
別格の大関に昇進するには3場所33勝以上の成績が求められる。
相撲も結構三に拘っている?
昔の歯磨きのマナーは、食事の3分後、3分間、1日3回と教えられた。
3分間スピーチも良くやらされた。
待ちきれなくても3分待つのだよ、とも言われたものだ。
安定と調和を感じる3という数字…
3にまつわる諺も世の中にあふれている。
未だ言い足りないところは次回ということで。