Instagramの投稿から商品の購入が可能に!追加されたショッピング機能「Shop Now」について解説
2018.08.15
トレンド情報Instagramに「Shop Now」という新しい機能が加わりました。これはInstagramの投稿画像から商品を購入できるショッピング機能で、Eコマースの新しい可能性を感じさせます。
本記事では、Instagramのショッピング機能「Shop Now」についてまとめました。機能の概要から利用の仕方まで解説していますので、Web担当者はぜひご覧ください。
Instagramにショッピング機能「Shop Now」が追加
Instagramでは2018年3月から米国でショッピング機能の提供を開始していましたが、日本でも同年6月から利用可能になっています。ショッピング機能の名称は「Shop Now」です。
ショッピング機能「Shop Now」では、Instagramの投稿画像に商品名や価格といった情報を掲載することが可能になります。簡単に説明すると、商品リンクをタップするとECサイトの商品ページへ遷移するという仕組みです。
全世界で10億人以上のユーザー数(MAU)を抱えるInstagramがショッピング機能を追加したことにより、SNSでの購買促進の可能性が大きく広がりました。
ショッピング機能の利用条件
ショッピング機能の導入には費用はかかりませんが、機能を利用するには以下の3つの条件を満たした上で承認を受ける必要があります。
・提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な製品を販売しているビジネスであること
・Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みであること
・ビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクされていること
上記の利用条件を満たすと、ショッピング機能の利用が可能かの審査が行われます。審査の目安は数日で、無事認可されると「製品のタグ付け」の機能をオンになり、ショッピング機能が利用できるようになります。
ショッピング機能の利用方法
Instagramのショッピング機能が承認されると、上記のように製品にタグ付けができます。
使い方は簡単で、タグ付けしたい写真を選択して「キャプション」「エフェクト」「フィルター」を追加し、写真内でタグ付けしたい製品をタップするだけです。あとはタグ付けする製品の名前を入力し、「完了」と「シェア」をタップすれば投稿にタグが表示されます。
ただし、Facebookでカタログ設定を行うには商品のデータフィードの準備が必要です。データフィードは自社で保有する商品データを配信先のフォーマットに変換する仕組みを指します。
Instagramでカタログ設定をするには、商品データをFacebookが指定するフォーマットに変換しなければなりません。データフィード最適化サービスを利用すると楽にショッピング機能の利用ができます。
Instagramのショッピング機能で広がるEコマースの可能性
画像投稿に特化したSNSであるInstagramは視覚的効果が高いため、オンラインショッピングとの親和性に優れていると言えます。TwitterやFacebookでも画像は投稿できますが、Instagramは視覚的な訴求力が高いため販売促進の有益な手段となるでしょう。
Instagramをやっている芸能人やモデルは多く、特に若い女性の間で人気を博しています。「インスタ映え」という用語が生まれるほどInstagramは若い世代では圧倒的な支持を得ていて、ファッションの情報収集に広く活用されているようです。
「Shop Now」を利用すれば欲しいファッションアイテムがあればInstagramから直接ECサイトにアクセスして購入できるため、ダイレクトな販売促進が可能になります。導入に費用はかからないため、中小企業も気軽に利用できるのが「Shop Now」の良さです。
おわりに
Instagramのショッピング機能「Shop Now」はまだサービスを開始したばかりですので、しばらくは様子見といった感じです。「Shop Now」が普及すればEコマースの可能性が広がり、販売促進を後押ししてくれることでしょう。
オウンドメディアの一貫としてInstagramを活用されている企業は、「Shop Now」の機能をぜひ使ってみてください。