チャット広告の3つのタイプと導入するメリット、導入事例を紹介
2018.04.05
トレンド情報チャット広告をご覧になられたことはあるでしょうか?チャット広告は今注目されている広告の形態ですので、これから目にする機会が増えるかと思います。
本記事では、チャット広告の3つのタイプと導入するメリットをまとめました。導入事例も紹介していますので、チャット広告について知りたい方はぜひご一読ください。
チャット広告とは?
チャット広告は、チャット形式で宣伝する新しい広告です。チャットボットを利用してユーザーと会話しながらプロモーションを行います。
従来の広告では一方通行の宣伝しかできませんでした。チャット広告はチャット形式でユーザーと会話することにより、ユーザーの反応に合わせた宣伝広告を可能としています。
チャット広告は、ユーザーと対話をするというこれまでになかった広告の形です。チャットボットにAI(人工知能)を導入しているチャット広告も登場しており、ユーザーの質問に対して柔軟に回答できるようになっています。
チャット広告の3つのタイプ
チャット広告は大きく分けると「会話型」「選択型」「キーワード型」があります。
「会話型」は自然言語を理解してユーザーと対話をするタイプです。AIの進化で自然な会話が可能になっていて、iPhoneに搭載されている音声アシスタント機能を思い浮かべると分かりやすいかと思います。
「選択型」はユーザーにあらかじめ用意した選択肢をタップしながら会話を進めていくタイプです。選択肢を用意することで次のステップに誘導しやすくなりますし、ユーザーからすれば「会話型」よりも利用しやすいタイプと言えるでしょう。
「キーワード型」は特定のキーワードに反応するタイプです。FAQのようにキーワードに合わせた回答を提示します。
チャット広告を導入するメリット
従来の一方通行の広告では個人個人に合わせた商品やサービスを紹介するのは困難です。あらかじめ予想される質問に対する回答を用意したりできますが、当てはまらない場合もあります。
チャット広告は、ユーザーの反応に合わせた訴求が可能です。たとえば「会話型」のチャット広告では、対話をすることでユーザーの潜在ニーズを洗い出し、最適な広告ページへと誘導することができます。
キーワードに反応するリスティング広告ではユーザーは自身のニーズがはっきりしていますが、SNSやアプリに表示されるインフィード広告ではユーザーは関心があって広告をタップしても、明確なニーズがあるわけではありません。インフィード広告ではせっかくタップされてもユーザーの関心に合わなければ離脱されてしまう点が課題です。
ユーザーの興味関心や悩み事に反応できるチャット広告は、インフィード広告のそうした課題を改善できる機能を有しています。言わばインフィード広告から一歩進んだのがチャット広告で、ユーザーのニーズにより具体的に踏み込むことで広告の成果を向上します。
その点で言えば「会話型」のチャット広告は、ユーザー自身が欲しいモノを理解している「顕在ニーズ」よりも、ユーザー自身が欲しいモノが分かっていない「潜在ニーズ」を引き出すのが大きな役目と言えるでしょう。
エミレーツ航空のチャット広告導入事例
アラブ首長国連邦ドバイに本拠を置く航空会社のエミレーツ航空は、バナー広告にAI搭載のチャットボットを導入しています。チャットボットにAIを導入することより、ユーザーの質問に柔軟に回答するだけでなく、改善点の洗い出しにも活躍しているそうです。
エミレーツ航空ではそうしたユーザー体験を大事にしており、そのひとつの方法としてAI搭載のチャット広告が活用されています。
ただ垂れ流されるだけの広告はユーザーにとってストレスにしかなりませんが、エミレーツ航空のようにチャット広告を導入することでユーザーにとって役立つ広告宣伝が可能となるでしょう。
おわりに
これからの時代はユーザーの個別のニーズに柔軟に応えられる広告が必要とされていくでしょう。そのひとつの方法がチャット広告で、エミレーツ航空が導入しているようなAI搭載のチャット広告も活躍しています。