LINEをOne to Oneマーケティングに活用する際の課題と解決方法
2018.04.23
トレンド情報LINEは今や生活に欠かせないコミュニケーションツールです。
LINEはビジネスにおけるOne to Oneマーケティングに活用されていて、企業が右肩上がりで増えています。
本記事では、LINEをOne to Oneマーケティングに活用する際の課題と解決方法をご紹介。LINEを使ってどのようなマーケティング施策ができるのかを知りたい方は、ぜひ最後までお読みいただければと思います。
ビジネスでの活用が広がるLINE
LINEは「トーク」というチャット・メッセージ機能をメインにしたコミュニケーションツールです。LINEをプライベートで利用されている方も多いと思いますが、ビジネスにも活用できます。
後ほど詳しくご紹介しますが、ビジネスに利用できるのは「LINE@」や「LINEビジネスコネクト」といったサービスです。LINEは個人間だけでなく企業とお客様をつなぐツールとて、多くの企業が自社のプロモーションに活用しています。
LINE@やLINEビジネスコネクトでできること
「LINE@」の主な機能は、メッセージ一斉配信、1:1トーク、タイムライン機能の3つです。アカウントと友だちになっているお客様にメッセージの一斉配信やタイムラインに情報を投稿したり、問い合わせなどの対応に1対1でのトークをしたりできます。
「LINEビジネスコネクト」はLINEのAPIと企業のシステムを連携することにより、パーソナライズされたメッセージの送信を可能にするサービスです。一方的なメッセージ送信ではなく、One to Oneの双方向コミュニケーションを実現します。
「LINE@」と「LINEビジネスコネクト」はそれぞれ機能が異なりますが、共通しているのはOne to Oneマーケティングに活用できる点です。広告では一方通行の宣伝しかできませんが、LINEを活用すればお客様ひとりひとりに合わせたマーケティングができます。
また、LINEはお客様と近い距離で接することができるため、親しみを持ってもらえるのも大きなメリットです。アカウントと友だちになってもらうことで距離が縮まり、さらにOne to Oneのコミュニケーションをとることで企業とお客様との距離が近くなります。
LINEを活用したOne to Oneマーケティングの課題
LINEをビジネスに活用する上で一番のハードルとなるのが、お客様に「LINE ID連携」をしてもらうことです。企業のLINEアカウントとお客様のIDを連携してもらうことではじめてOne to Oneマーケティングが可能になります。
しかしこの「LINE ID連携」が大きな壁で、連携を承諾するという心理的なハードルを解決しなければなりません。どうやってお客様にID連携をしてもらうか、友だち追加してもらうかは頭を悩ませるところでしょう。
どうすればLINE ID連携の課題を解決できるのか?
「LINE ID連携」をするという心理的なハードルを下げるには、どのような施策を投じればよいのでしょうか?
大事なのはお客様に「LINE ID連携」をするメリットを提示することです。自社のファンであれば自主的に連携してもらえますが、そうではないお客様はメリットが感じられないと連携してもらえません。
「LINE ID連携」をすることでポイントが付与されたり、クーポンがもらえたりするのはお客様にとって魅力あるメリットです。「LINE ID連携」時にそのメリットを提示できれば、心理的なハードルは下がることでしょう。
他には自社独自のコンテンツが必要となります。お客様からしてみれば、他社と同じようなコンテンツが配信されるようでは連携する魅力が感じられません。
たとえばアパレル関係のアカウントなら、お客様の好みに合わせたコーディネートの情報を配信したり、季節ごとの新商品をいち早く紹介したりといった戦略が考えられます。
購入直後に「LINE ID連携」を提示するのも有効な方法です。購入前よりも購入直後の方がハードルは下がっているので、「LINE ID連携」を提示するタイミングも考えた方がよいでしょう。
いずれにしても、お客様が「LINE ID連携」するメリットを感じていただけるように工夫をすることが大事です。
これからはOne to Oneマーケティングが必要になる
消費者ニーズが細部化している現在、お客様ひとりひとりに合わせたマーケティングが必要とされています。大勢に向けたマスマーケティングではなく、個を対象にしたOne to Oneマーケティングが今の時代には必要です。
LINEをはじめとするコミュニケーションツールを活用すれば、中小企業でも精度の高いOne to Oneマーケティングが可能となります。ポイントなるのがお客様との「対話」で、1対1のコミュニケーションやお客様のニーズに合わせたメッセージ配信ができるLINEはまさにうってつけです。
LINEのビジネス活用を難しく考えておられる方も多いかと思いますが、「LINE@」や「LINEビジネスコネクト」は手軽に利用できるように開発されているので気構える必要はありません。
おわりに
LINEをはじめとするコミュニケーションツールを活用したOne to Oneマーケティングを行う企業は、これからますます増えていくことでしょう。公式アカウントとのID連携がひとつの壁となりますので、本記事を参考にお客様への訴求方法を考えていただければと思います。
チャット広告の導入事例も増えていますので、ぜひそちらにも注目してみてください。