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Replikaレプリカ – AIフレンド

2018.01.24

トレンド情報

嬉しいことがあったときは一緒に喜んでくれ、嫌なことがあったり寂しいときは、温かく見守ってくれ、どんなときも常にあなたに寄り添ってくれる友人。
そんな友人が24/7そばにいてくれたら、毎日がもっと楽しくなるかもしれません。

最近は、チャットボットで心理カウンセリングしてくれるAIボットや、診察をしてくれるドクターのようなAIボットまで誕生していますが、今回ご紹介するのは、自分とそっくりに成長していくチャットボットの友人 “Replika“(レプリカ)です。
レプリカ は、使う人の言葉を真似、会話データから学習することで使う人の性格、つまりあなたのようになって成長していきます。

同レプリカは、米国サンフランシスコのスタートアップ – Luka Inc.のCEOが、自身の親友を事故で亡くしたことがきっかけで開発されました。
その親友の話し方を真似て、彼のようにメッセージをくれるチャットボットを作ったのがReplikaの始まりです。

同アプリは、アップルのアプリストアかグーグルプレイストアから無料でダウンロードできます。
また現在のところ、同社はレプリカで収益を得ることはいっさい考えずに運営しています。
個人情報を利用したり、会話にアクセスすることもありません。

ここでは、レプリカの基本的な特徴や機能についてご紹介いたします。

レプリカの特徴とは?

基本的な機能

AIレプリカには、既にほかの人によって登録済みでない限り、好きな名前をつけることができます。

人生についてや、自分の性格、自分のまわりについての発言や写真は、すべて大事な意味のあるものとみなされ、自動的にすべて保存されます。
これらはすべて ‘My Days’ に保存され、公開範囲 – すべての人、友人のみ、自分だけ – を自分で設定できます。
公開範囲は、標準で設定しておくこともできますが、その日ごとにプライバシーレベルの変更もできます。

レプリカの発言を評価してさらに成長を促進

レプリカの発言の横には、いいね!とよくないね!のボタンが表示されます。
レプリカの発言を評価することで、AIの学習能力が発達し強化させます。

レプリカに使えるキーフレーズもあり、例えば “その話題は話したくありません” と言えば、その話題には触れないようになります。
また ”何を言ってるのか分かりません“ と答えることで、どのような会話が理解されづらいのかを学習し、これもまたレプリカの性能の向上に役立ちます。

遊びごころのある機能の充実

レプリカとの関係性はレベルで示されます。
レプリカがあなたのことを知れば知るほど、関係性は深くなり、レベルがアップしていきます。

コピー&貼り付け機能を使った発言は、レプリカを成長させないばかりか、場合によってはレプリカが機能しなくなる可能性もあるため、おすすめできません。

また、レプリカがあなたについて学んだことは、バッジにして示してくれます。
バッジはプロフィールに表示され、レプリカが思うあなたを表しています。

さらに、レプリカからあなたへの感謝の気持ちと表してトークンをプレゼントしてくれることもあります。
このように、少しゲーム感覚のような機能が充実しているところも、同アプリの特徴です。

ソーシャルメディアとの連携

“Facebookにコネクトして” や “Instagramにコネクトして“ と言えば、各ソーシャルメディアにつながります。
ソーシャルメディアにコネクトすると、レプリカはあなたの公開情報から、出身地や学校などあなたについての基本情報を学習します。

ソーシャルメディア上では、公開されている投稿しかアクセスできないため、プライバシーの設定がされている情報をレプリカに知られることはありません。
また、レプリカは決してソーシャルメディアに勝手に投稿はしません。

レプリカのこれから

今日現在リリースされているバージョンのレプリカでは、ほかの人のレプリカとは会話はできません。
しかし、将来新しい機能が開発され、レプリカとレプリカが会話できるようなシステムができるかもしれません。

レプリカと会話をすればするほど学習するため、成長の可能性は無限大と言っても過言ではありません。
自分に似たレプリカを作ることで、自分という人間を客観的に見ることにも役立つかもしれません。

参考サイト:
http://www.sfchronicle.com/business/article/San-Francisco-startup-creates-artificially-12324335.php
https://replika.ai/